新型コロナウイルス
前回は、体内にビタミンDを増やす方法としてサプリメントから摂取する方法とどれくらい摂取したら良いのかについてお話ししました。 ただビタミンDはマグネシウムがないと体内で利用できませんが、マグネシウムも不足しやすい成分なので、日常的に食事など…
前回は、体内にビタミンDを増やす方法として食事から摂取する方法についてお話ししました。 ただビタミンDが豊富な食品は限られていることや、そのような食品を摂取するだけでは、体内のビタミンDを充足させることはなかなか難しいかもしれないというお話…
前回は、血中ビタミンDの基準値とあらゆる疾患の予防につながる目指すべき最適値をお示ししたうえで、体内にビタミンDを増やす方法として、まず日光浴をすることを挙げました。 ビタミンDは紫外線B波が皮膚に当たることで生成されますが、体内のビタミン…
前回は、免疫力の強化をはじめとして様々な効果を期待できるビタミンDですが、日本人では不足している人が少なくないため、ビタミンDを充足させることで、新型コロナウイルスを含むあらゆる疾患に対する免疫力の強化を期待できる人も多いのではないかとい…
前回は、新型コロナウイルスは細胞の表面にある「ACE2(アンギオテンシン転換酵素)」に結びつくことで人間に感染するが、それによって「ACE2」が機能不全になると、免疫を調節する「レニン-アンジオテンシン系」をうまくコントロールできなくなる…
前回は、ビタミンDが「制御性T細胞」を活性化させて免疫が過剰になるのを防ぐとともに、カテリシジンやディフェンシンといった細菌感染症のリスクを下げたり、ウイルスの生存率や複製速度を下げたりする「抗菌ペプチド」を増やして「自然免疫」を高めてく…
前回は、ビタミンDは人間の「免疫システム」を活性化させるとともに、免疫反応が過剰になりすぎないように調節(=「免疫寛容」)する役割も果たしているということをお伝えしました。 そして、もし免疫が過剰になると身体の正常な組織まで攻撃対象にして炎…
前回まで、ビタミンDが新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ可能性があることを示す4つの論文の内容をご紹介しました。 実はこれらの論文の他にも、ビタミンDが新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ可能性があることを示す最新論文が各国から次々に…
前回は、ビタミンDが新型コロナ感染症の重症化を防ぐ可能性があることを示す2つの論文の内容をご紹介しました。 今回はその続きになります。 新型コロナ感染症では血清ビタミンDが不足するほど死亡率が高まる!? 次にご紹介する調査研究は、2020年4…
前回まで、食事習慣などを通じて「自然免疫」を強化することができれば、新型コロナウイルスの感染・重症化予防につながる可能性が高いというお話をしました。 さらに「自然免疫」を高めることは、認知症疾患を含めた多くの疾患の予防や進行を防ぐことにもつ…
前回は、病原体が変異し続けている可能性が高い新型コロナウイルスに対して、病原体を特定してその「抗体」の産生を促す従来のワクチンが有効なのかについては、まだ明らかになっていないというお話をしました。 今回はその続きになります。 BCGワクチン…
前回は、今世界で大流行している新型コロナウイルス感染症は、ウイルスが変異しやすく現在進行形で新たな変異株が生まれている可能性が高いというお話をしました。 今回はその続きになります。 ウイルスの病原性が高まった変異株が発見されている 4月19日…
今回からは、認知症診療のお話からは一旦離れて、今世界で歴史的な大流行と大混乱を巻き起こしている新型コロナウイルスについて、最近の知見を踏まえて個人的な見解をお話ししていこうと思います。 はじめに 今回の新型コロナウイルス感染症への対応は、お…
前回まで「『てんかん』から『認知症』を診る」と題して、認知症とてんかん、そして、発達障害との関連についてお話ししてきました。 今回は、一旦このテーマからは離れて、今世界中を騒がせている新型コロナウイルスに対する感染予防について、当院で実践し…